海に眠るダイヤモンド 予告・あらすじ
第5話 11月24日
現代。いづみ(宮本信子)の家に、DNA鑑定の結果が届く。はたしていづみと玲央(神木隆之介)に血縁関係はあるのか。次々と明らかになる真実。2018年に生きるいづみは一体誰なのかーー?
1958年12月。「全日本炭鉱労働組合」の意向に従い、一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求める“部分ストライキ”を行なおうとしていた。しかし鉄平(神木隆之介)たち鷹羽鉱業側は、鉱員たちの要求を退け、鉱山のロックアウトを実施。ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員たちは生活に困るのだ。
父や兄、そして家族同然に思う鉱員たちと対立するという不本意な事態に、労働組合制度の仕組みに疑問を持つ鉄平。そして鉱員たちの間では、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)への不満が蔓延していた。
そんな中、リナ(池田エライザ)は進平に、自身の悲しい過去を語り始める。
第4話 11月17日
1958年7月。朝子(杉咲花)の初恋の人が自分だと知って以来、朝子のことが気になり、浮き足立つ鉄平(神木隆之介)。そんな鉄平を尻目に賢将(清水尋也)は、何か思うところがある様子で…。
その頃、リナ(池田エライザ)のもとを訪れた進平(斎藤工)は、部屋である衝撃的な物を目にしてしまう。
一方、映画館を辞めて労働組合の新聞編集者としての仕事に精を出していた百合子(土屋太鳳)だったが、長らく体調を崩していた母・寿美子(山本未來)の容態が悪化する。鉄平は、百合子の家族の運命を変えてしまった、1945年8月9日の出来事を思い出していた――。
現代。いづみ(宮本信子)から「一緒に会社を潰そう」と提案された玲央(神木)は、社長であるいづみの第二秘書として雇われることに。突然の出来事に戸惑う社員たちを前にいづみは、玲央のことを「次期社長候補」だと紹介する。
そんな中、いづみの家族たちの間で、玲央に関するある疑惑が持ち上がる。
第3話 11月10日
鉱員たちが働きやすい環境を整えるべく、自分たちなりのやり方で力を尽くす鉄平(神木隆之介)と賢将(清水尋也)。鉱員の進平(斎藤工)の助言も役立ち、その結果、2人の活躍で新たな社宅制度も出来ることに。
そして季節は流れ、1957年10月。ついに端島に水道が開通する。新しい鉱員アパートや小中学校の新校舎も完成し、人口も出炭量も増えた端島は最盛期を迎えようとしていた。
そんな中、以前端島を舞台に製作された映画「燃ゆる孤島」の続編製作のため、プロデューサーの夏八木(渋川清彦)がやってくる。活気に満ちた今の端島をフィルムに収めたいと熱く語る夏八木は、島民たちを対象に出演者オーディションを行うと宣言。皆が一気に浮き足立つ中、夏八木から声をかけられた朝子(杉咲花)もまた、こっそり演技の練習を始めていた。
一方現代では、玲央(神木隆之介)がいづみ(宮本信子)の家に転がり込み、いづみの家族と初対面を果たす。いづみは家族に玲央のことを自分の婚約者だと紹介し…。
※10月27日(日)は、第50回衆議院議員総選挙に伴う特別番組編成のため、「海に眠るダイヤモンド」はお休み。
第2話 11月3日
現代。いづみ(宮本信子)は一体何者なのか、自分に似ているという “忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になる玲央(神木隆之介)。そんな玲央にいづみは、かつて想いを寄せていた鉄平(神木)のこと、そして島での複雑な“恋模様”について語り始める。
1955年9月。端島では、リナ(池田エライザ)のことを気にかけて遊びに誘う鉄平を、複雑な思いで見つめる朝子(杉咲花)の姿が。朝子の鉄平への気持ちに気付いているリナもまた、自分へ向けられた鉄平の好意をかわしながら、複雑な思いを抱えていた。
一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。 すぐさま同好会を設立するべく、鉄平、朝子、賢将、リナを集めて練習に取り掛かる。その頃、端島には大型の台風が近づいてきて――。
第1話「地底の闇を切りひらく」10月20日(日)
「私と、結婚しない?」2018年夏、東京。
その日暮らしのホスト・玲央(神木隆之介)は、出会ったばかりの怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)から、突然プロポーズされる。ホストクラブに案内すると玲央のために大金を使ってくれるいづみ。都合のいい客に巡り会った玲央は、後日再び現れたいづみの誘いに乗って、軽い気持ちで長崎を訪れる。フェリーに乗る二人だったが、近づいてくる端島を前に、いづみは想いを馳せて・・・。
1955年春、長崎県・端島。炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた青年・鉄平(神木隆之介)は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってきた。同じ大学を卒業した幼馴染の賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島した。鉄平の兄・進平(斎藤工)や島の食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、鉄平の母・ハル(中嶋朋子)ら、皆が鉄平の帰島を喜ぶなか、一平だけは激怒する。さらに鷹羽鉱業の職員で賢将の父・辰雄(沢村一樹)もまた、息子の就職先については思うところがあるようだ。
同じ頃、端島に謎多き美女・リナ(池田エライザ)が降り立つ。歌手だというリナに、興味津々の鉄平たちだが・・・。
未来への希望と活力に満ちた高度経済成長期の端島と、どこか閉塞感が漂う現代の東京。70年の時を超え、2つの異なる場所をつなぐ若者たちの物語が今、幕を開ける――。
海に眠るダイヤモンドの放送・見逃し配信
テレビ放送
■放送日
10月20日日曜日初回
以降、毎週日曜日のTBS日曜劇場枠
■放送時間
午後9時から1時間
制作著作:TBS「日曜劇場 海に眠るダイヤモンド Since1955
見逃し配信・リアルタイム配信
リアルタイム配信
見逃し配信
海に眠るダイヤモンド 出演者・配役
本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語だ。
戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントである。
主要人物
鉄平(てっぺい)神木隆之介
端島に生まれ、中学卒業後は長崎の高校・大学へと進学した。大好きな端島のため帰郷し、鷹羽鉱業の職員になる。
玲央(れお)神木隆之介(二役)
ホストクラブ「Heaven’s Jail」のホスト。現代の東京に生きるもう1人の主人公。
進平(しんぺい)斎藤工
鉄平の兄。炭鉱員。
朝子(あさこ)杉咲花
銀座食堂の看板娘。鉄平に幼い頃から思いを寄せる。
リナ 池田エライザ
端島へやってきた謎の女歌手。
賢将(けんしょう)清水尋也
鉄平の親友かつライバル。鷹羽鉱業の幹部職員の息子。
百合子(ゆりこ)土屋太鳳
鷹羽鉱業の職員の娘で、ある過去を抱える。
いづみ 宮本信子
玲央に突然プロポーズし長崎へ連れていく謎の婦人。現代と過去をつなぐキーパーソン。
1955年の端島(軍艦島)の人々
ハル 中嶋朋子
鉄平と進平の母。
一平(いっぺい)國村隼
ベテラン炭鉱員。鉄平と進平の父。
寿美子(すみこ)山本未來
百合子の母。
辰雄(たつお)沢村一樹
鷹羽鉱業の幹部職員。賢将の父。
鷹羽鉱業株式会社
廣田(ひろた)渡辺憲吉
炭鉱長。
松原(まつばら)大下ヒロト
鉄平の同僚職員。
和尚 だまさし
端島に唯一ある寺の和尚。
炭鉱員
阿部亮平
羽谷勝太
中村シユン
池下重大
生田俊平
是近敦之
鬼倉龍大
藤野政貴
清谷春瑠
長谷川ティティ
若林時英
2018年~現代の人々
IKEGAYA株式会社
和馬(かずま)尾美としのり
役員で、池ヶ谷家の長男。妻とは離婚し息子と共に母と同居。
鹿乃子(かのこ)美保純
役員で、和馬の姉。
澤田(さわだ)酒向芳
秘書。
雅彦(まさひこ)宮崎吐夢
役員で、鹿乃子の夫。
Heaven’s Jail(ホストクラブ)
ミカエル 内藤秀一郎
ホストクラブのナンバー2。
ライト 西垣匠
玲央の後輩で友人のホスト。
ほか
星也(せいや)豆原一成
和馬の一人息子で法学部を目指す浪人生。
千景(ちかげ)片岡凜
鹿乃子と雅彦の一人娘で医学部に現役合格を果たした。
アイリ 安斉星来
ミカエルの客。高級キャバクラで働いている。
海に眠るダイヤモンド 制作スタッフ
■脚本
野木亜紀子
(『アンナチュラル』『コタキ兄弟と四苦八苦』『MIU404』『フェンス』映画「ラストマイル」)
■音楽
佐藤直紀
(『ブルーモーメント』『風間公親-教場0-』映画「ゴジラ-1.0」)
■プロデュース
新井順子
(『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』『下剋上球児』『9ボーダー』映画「ラストマイル」)
松本明子
(『トリリオンゲーム』『オールドルーキー』『婚姻届に判を捺しただけですが』)
■演出
塚原あゆ子
(『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』『下剋上球児』映画「わたしの幸せな結婚」映画「ラストマイル」)
福田亮介
(『18/40~ふたりなら夢も恋も~』『俺の家の話』Netflixシリーズ『離婚しようよ』)
林 啓史
(『いだてん~東京オリムピック噺~』『拾われた男』)
府川亮介
(『中学聖日記』『着飾る恋には理由があって』『ブラザートラップ』)
■スーパーバイザー
那須田 淳
岡崎吉弘
■編成
中井芳彦
後藤大希
■製作
TBSスパークル
TBS
■制作協力
NBC長崎放送